昭和のものづくりの良さを次世代へと繋ぐ
「テクノロジーでものづくりを変えたい」ーー。2017年に原雄司社長が創業したエクストラボールド(東京・豊島区)は、極めてユニークな巨大3Dプリンタを主力製品としている。写真にある黒い装置がそれ。この3Dプリンタの最大の特徴はプラスチックの原材料であるペレットをダイレクトに溶融し、3Dプリントの素材にできることだ。
3Dプリンタではプリントする材料(フィラメント)に専用の材料が必要だが、フィラメントはプリンタメーカーが独占供給している。そのため、プリンタ本体は安価に入手できてもランニングコストは高くなり、素材の選択肢も限られる。ビジネスモデルでいうと、典型的なジレットモデル(カミソリ本体を安く普及させて、定期的に取り替える必要がある専用の替刃カートリッジで稼ぐモデル)である。
そこでエクストラボールドは、プラスチックペレットをフィラメントの代わりに利用できるように工夫をした。材料を溶融して均質に混ぜて大量に吐出できる独自ヘッドを開発したのである。使えるペレットの材質に制約はほとんどないため、3Dプリンターでも量産品に近い材料コストを実現できる。しかもペレット状の材料ならばほとんどのプラスチックや複合材料を使用可能だ。廃プラスチックのリサイクル材料も利用できる。
大型で吐出量が多い……
元記事:https://www.profuture.co.jp/mk/column/marketing-extrabold