埼玉県新座市にある社員数23人のスマートフォン関連のアクセサリーメーカー、トリニティ。前編では少品種大量生産の大手競合とは正面から争わず、販売店ごとの超多品種生産を行うことで、結果的に大きなマーケットシェアを取ったマーケティング戦略の真髄を探った。
徹底した「マーケットイン」戦略を採用し、各販売店が望む商品を追求し、売り場ごと提案。この戦略をさらに掘り下げてみると、そこには小規模メーカーならではのこだわりの戦略が潜んでいる。
前編:【前編】iPhone用保護ガラスで首位、トリニティが明かす「大企業に勝つマーケティング」の全貌
オンライン販売依存のリスク
トリニティは異なる流通ごとに特化した製品を作り、オンライン販売ではなく、販売店における対面販売に特化することでシェアを伸ばした。
近年、多くの小規模メーカーがアマゾンをはじめとするオンライン販売に特化することで、少ない経営資源で市場に食い込むケースが増えている。ところがトリニティのオンライン販売比率は、売上全体の2〜3%にすぎない。
「オンライン販売に依存した戦略は、プラットフォームの方針、ある……