毎年、米ラスベガスで年初に開催されるテクノロジー業界の一大イベントが、CES(Consumer Electronics Show)だ。かつては、文字通りの「家電製品展示会」だったが、2015年に大きく方向転換。最新の製品とサービスを展示し、それらがもたらす社会変革について話し合う総合的なテクノロジーショーケースへと進化した。
今年のCESは、1月10日から12日までの会期で催された。出展社をみると、新製品の展示を行うスタートアップも多いが、大企業は主に将来を見据えたビジョンを説明するケースが増えている。例えばソニーは映像やゲームなどクリエイターの創造活動を支える企業として、どのようなツールを開発、提供しているかをデモンストレーションする場として活用している。
マーケティングという観点からも注目度が高い展示会だ。どのようにすればネットを通じたプロモーションや商品の販売を活性化できるか、といったホットな課題について議論が行われており、その内容はマーケッターにとっても重大関心事だろう。
筆者(本田雅一)は、このCESを現地で取材した。本記事では2つの観点から、CES 2024について報告する。第1はGAFAMに代表される米国の巨大技術企業(ビッグテック)のテクノロジーマーケティングに関するレポート。もうひとつはhttps://www.profuture.co.jp/mk/column/59493