エレコムといえば、多くのオフィスワーカーがコンピューター周辺機器やアクセサリーなどのメーカーであると答えるだろう。 1986年創業のエレコムの成長は、かつてはパソコンの普及と歩を一にしていた。現在は、スマートフォン向けのアクセサリーが主軸製品だ。
エレコムが販売している製品数は実に約2万点にもおよぶ。年間に2300点もの製品を新規開発することで、コンピューター周辺機器のトップメーカーとしての地位を築き上げている。とにかく多くの製品を生み出すことがエレコムの特徴である。
それに加えて、積極的な買収によって、その業態を広げている。自社工場をもたない、いわゆる「ファブレス」メーカーとして知られていたエレコムだが、2004年にはパソコン周辺機器の開発・製造を行っているロジテックを丸紅グループから買収。2017年には船井電機からDXアンテナ を買い取った。最近では、業務用ヘアドライヤーなどを製造・販売するテスコムを買収するなど工場を持つメーカーとして、事業の幅を広げてきた。
事業領域の幅を広げる中で、エレコムは調理家電にも挑んでいる。2022年、「LiFERE(リフィーレ)」ブランドでおひとりさま用の調理家電に参入したのだ。
なぜエレコムが今、おひとりさま用の調理家電に取り組むのか。2018年に始まったこのプロジェクトでリーダー役……