生活様式や消費構造が急激に変化する現代において、日々新しいマーケティング手法が模索されている。そんな中で今注目されているのが「感覚マーケティング」(センサリー・マーケティング)だ。視覚や聴覚などの五感を活かして、商品・サービスの購買欲求やブランドイメージを肯定的に印象づけ、消費者の行動変容を促す手法である。
今回は「感覚マーケティング」を研究し、論文や著書、海外文献の翻訳などを幅広く手掛けている上智大学経済学部経営学科の外川拓准教授に、感覚マーケティングの奥深さを解いてもらい、その将来性についても伺った。
視覚をはじめとした感覚は「消費行動」にどのような影響を及ぼすのか
ーー最初に、外川先生はなぜ「感覚マーケティング」というものに興味を持たれたのか、その経緯を聞かせてください。