「感覚マーケティング」を研究する上智大学 経済学部経営学科の外川拓准教授が登場する本シリーズ。第1回目のテーマは「グローバル視点で考える感覚マーケティング」だ。「音象徴(おんしょうちょう)」を代表とした万国で共通する感覚や、色や形状、香りなどにおける文化差について考察してもらう。
一例を挙げると、文化や国にかかわらず、多くの人は青い色を好む傾向が見られる。これは人類の進化の過程や、本能的な感覚が影響しているという。その一方で、メントール系の「ウィンターグリーンの香り」は、アメリカでは好印象を持たれるのに対し、同じ英語圏のイギリスでは不快感を持たれることがあるという。このような現象が起こるのは、二つの国の「文化差」に理由があるのだそうだ。
グローバル戦略を担うマーケティング関係者にとって「文化差」は考慮すべき重要なポイントだ。異なる文化の市場で、感覚的な要素はどのような印象になり、どのように受け取められるのか、そのヒントを探っていこう。
関連記事:感覚マーケティングのチカラ:上智大学 外川准教授が語る消費行動への影響力