SaaSビジネスの健全性を図る指標の1つに、ユニットエコノミクスがあります。ユニットエコノミクスはユニット単位での収益性を表す指標であり、もとは管理経営の用語でSaaSビジネスでは投資家がその事業を評価するためにも活用されています。
また、ユニットエコノミクスから今とるべき事業戦略や、最適なマーケティングコストが明確になります。今回はユニットエコノミクスから導く事業戦略やマーケティングコスト最適化について紹介します。
ユニットエコノミクスとは?
SaaSビジネスにおいてユニットエコノミクスは、その事業の健全性を図る重要な経営指標です。SaaSビジネスでは投資家がユニットエコノミクスを見て、ユニット(事業、または顧客)単位あたりの採算性を評価します。
また、ユニットエコノミクスから最適なマーケティングコストを導きだすことができます。さらにコストをかけて顧客獲得を加速させるか、コストをおさえて顧客獲得に改善が必要かといった判断がしやすくなります。
SaaSビジネスは継続利用を前提としたサブスクリプションが主体です。従来の売り切りビジネスとは異なり、顧客を獲得した段階では獲得に投じたコストを回収できず赤字の状態です。継続利用によりコストを回収し収益を生み出みだしていく仕組みのため、長期利用されればされるほど収……